昔から、あきらめの悪い子だったと思う。
自分の思いが叶わないと、ぐずったり、気分を損ねたり。
なんとかして、欲しいものを手に入れるために、とにかくわめいていた気がする。
ただ、この性格のおかげで、手に入れてきたこともある。
うまくいかないことがあると人より努力して自分を成長させるんだ!と自分を奮い立たせて、行動してきたり、
誰かが解決策がなくて困っていると、難しい状況でもなんとかいろんなアイディアを振り絞って、糸口を見つけたりと、
あきらめの悪さは、結構自分の成長や他者への貢献に役立つこともあったと思う。
ただ、この性格は大変厄介であることを最近、実感している。
人生には、あきらめなければいけないことだってたくさんある。
頭ではわかっていても、私の心は思うようにしたがってくれない。
その結果、自分で自分を苦しめている。
もっと潔く、ダメなものはダメ。とさっさとあきらめられたらいいのに。
ダメだよーって自分に言い聞かせたはずなのに、次の日になると「まだ可能性はあるかも」と希望を探そうとしてしまう。
ダメなものはダメなんだ。
もっと、人生に起こることに対して、抗わず、そのまんまを受け入れられる心の器があったらいいのにと思う。
自分の本性は、小さい頃から変えられないのだなぁと思う。
わがままで、泣き虫で、あきらめが悪い。
そんなどうしようもない自分と、死ぬまで付き合っていくのだな。
時折嫌になるけども、自分とは一生の付き合いなのだから、そんな自分との上手い付き合い方も、学んでいきたいものである。