つぶやき

6歳児と私の「今」

小学校1年生の担任をして、2か月半が過ぎました。

改めて、子どもたちを見ていると、気づかされることがあります。

子どもたちって、基本的に

楽しそう。

泣いたり、怒ったりすることも多々あるけれど、

基本的にはにこにこ笑顔で過ごしています。

私のたいしてつまらない話も、リアクション大で聞いてくれたり、

ちょっとボケてみただけで、めちゃくちゃ笑ってくれる。

 

叱られても、10秒後には切りかえることができるし、

多少嫌なことがあっても、次の瞬間には笑顔だったり。

 

6歳児のもつこのニコニコ力って、本当にすごい力だと思って、尊敬の念が湧いてきます。

生きることに対する喜びが、体をめぐっている感じがします。

 

一方、35歳の私は・・・。

基本、悩んでいる。

基本、不安でいる。

基本、心が曇っている。

 

この違いってなんだろう。

 

 

答えは、なんとなく分かってきています。

 

私たち大人は、過去や未来に生きてしまいすぎなのだと思う。

頭脳が発達することで、過去を分析したり、未来を計画したりできるようになってしまったことで、「今」という瞬間に生きることを忘れてしまっているようです。

子どもたちは、先のことなんて考えていない。

過去のことも、すぐ忘れちゃう。

6歳児が生きているのは、まぎれもなく「今」この瞬間。

この瞬間だけに生きている。

この瞬間の中で感じとったことを体のすべてで表現している。

 

そんな気がします。

過去から学ぶことも、

未来を描くことも、

きっと大切なこと。

でも、そのせいで今を忘れてしまうのは、きっと違う。

 

 

最近は、未来のことが不安で、心が曇りがち。

私も、もう一度「今」を生きれる人間になりたい。