リセが私から巣立ち、4人の日本語コーチと学びはじめておよそ一か月。

ものすごい勢いで日本語が伸びているので、正直驚いています。
リセ曰く、
「言いたいことはあるのに、言えないのがもどかしい!」
と言っていて、語学を学ぶ人は誰しも通る関門に来ているんだなとわかります。このモヤモヤ感があるからこそ、人はもっとできるようになりたいという欲求が生まれ、学習意欲も自然と上がるものです。
家の前を通ると、おうちの店番しながらいつも漢字を勉強していたり、文法について私に質問してきたり、すごく積極的になりました。
これまでは私が全部スペイン語で説明してあげないと!って思っていたけれど、与えすぎない方が学習者は学びが加速するのかもしれません。
コーチとリセは、共通の言語がないのでとにかく全部日本語でやるしかないはずなのですが、今のところ全然問題がないそうなんです。
本人にも何度も「なんか問題ない?」と聞くのですが、全然ないみたいで、むしろすごく楽しいらしいです。
「今日は、〜さんとのレッスンなの。また鬼滅の刃の話するんだ!」とノリノリだったり、
「漢字のテスト完璧だったよ!」
と報告してくれたり、
私の想像以上にこの方法は彼女の学習意欲を高めつつ、語学力もみるみる伸ばしているようなので、びっくりです。
最近よくリセが日本語で話しかけてくるので、ちょっと会話をしてみるんですが、以前より長いことキャッチボールができるようになっていることを感じます。
まだ1ヶ月しか経っていないのに、この成長スピードはなんなんだ?!と理解できないくらいです。
そんなリセとコーチたちを見ていて、ひらめいてしまったことが…。
「これと同じことをグアテマラの子どもに対して英語バージョンでもできるんじゃない?」
英語研究会と名付けた会に興味を持ってくださった方がかなりいました。
思いの外多く集まったので、ちゃんと会が進むように当初考えていたものより気合を入れて計画を立てています。
試してみたいアイディアがまたいろいろと出てきました。
なんだかすごいものが生まれそうな予感。
リセの日本語コーチたちは、週に1時間の時間の提供をする事で、地球の裏側の何かを確実に変化させている、まさにお茶の間協力隊先駆者たちです。
私は、今目の前で起こっている現象に可能性を感じずにはいられません。
