語学

ついに始めるぞ。ツトゥヒル語!

グアテマラのコロナの状況がデータ上では、過去最悪の状態です。

(一応保健省から出ているデータですが、信ぴょう性があるかはよくわかりません。)

私が現在いるところでも、結構市民の人たちはナーバスになっていて、いろいろと忠告してくれます。

明日、本当は「青い空の会」の活動であるグアグアプロジェクトとして、村の女の子たちとポストカード制作をしようと考えていましたが、大家さんに場所を貸してもらえるか尋ねてみると、少し微妙な反応でした。

今日から2週間はなにやら注意勧告のようなものが出ているらしく、できるだけ外出は控えたり、会議やら集会はほぼすべてが延期されたりするそうです。ですから、大家さんもほかの村の女の子たちを呼ぶことは、いい気がしなかったようです。

そういうわけで、代表の白石さんとも話し合った結果、今回の活動は見送ることにしました。

その間に、里親さん方にお渡しする手紙の翻訳などのお仕事を任せてくださるそうなので、とりあえずやれることをやろうと思います。

 

わかっていはいましたが、何事も身動きがとりにくいコロナ禍での挑戦。

せっかく意を決して、ここまで来たのに、家の閉じこもりっきりはなかなかもどかしいです。

でも、物は考えよう。

逆に、このステイホーム時間を超超超有効活用してやりたくなりました。

(最近、逆境が現れれば現れるほど、やってやろうじゃん!精神が沸き上がるようになってきました。)

そこで、今できること…。

一番先に浮かんできたのが、現地の言葉であるツトゥヒル語の習得!

この言語は、発声が非常に難しく、隊員時代は全くもって覚える気がありませんでした。
何度教えてもらっても、挨拶すらまともに覚えられなかった曲者。

でも、今はめっちゃ習得したい欲が出てきているのです。

村の貧困層の家庭の大半はスペイン語が話せず(子どものころ教育を受けていないため)、私が訪問するときはどうしても通訳さんに入ってもらわないとお互いを理解できないという状態です。

でも、私はそういった貧困家庭の親御さんたちと直接コミュニケーションをとってみたい。
やっぱり通訳アリの間接的なコミュニケーションと、自分の言葉で伝えたり、相手を理解する直接的なコミュニケーションでは、心のつながり方が全然違うことは明らかだからです。

 

そこで、このステイホーム期間を使って、本気出してツトゥヒル語に挑戦する決意をいたしました。

今日、さっそく友達に頼み込んで、来週から毎日30分オンラインで教えてもらう約束をとりつけました。

 

目標は、

「2か月後に通訳なしで現地の人と簡単なコミュニケーションをとれるレベルになる。」

です。

正直、今月はもう身動きがとれない。
8月もおそらく、ばたばたしてすぎそう。
目標は、9月。この時、村の貧困家庭を訪問した時に、私は自分の言葉で質問し、自分の耳で相手の言っていることを聞き取る。

決めた!!

 

でも、2か月という期間で集中的にやるのなら、始める前にある程度戦略を立ててみたい。

どうやったら最短で言語を習得できるか?

これまで、英語、スペイン語と2か国語を勉強した経験を活かし、自分に合った最善の方法を考え出すのだ。

それには一切の無駄な時間は作らず、効率的な勉強方法でなければならない。

まずは、単語力だ。
生活で使う単語というのは、案外限られている。
そうだなぁ。
まずは、1000語目標としてみようか。
(2か月間つまり60日で1000語だから、一日20語くらい。でも、単語は一日何個というより、一週間でまとめて120語とかの目標とかの方がよさそう。それを一週間で毎日唱え、自分で覚えたかテストする仕組みを作る。)

身の回りの道具、食べ物などの名詞。
一日の生活の中でする動作を表す動詞。
色、様子、状態などの形容詞。
時をあらわす言葉。
ここら辺の単語ををまず覚えたい。

そして、同時進行で基本フレーズをいくつか学ぶ
文法の仕組みを説明してもらい、それを暗記する。
暗記するときは、発音する言葉と意味を頭の中でつなげる。
(イメージを頭に浮かべながら、声に出し、日本語を介さないで言葉と意味をつなげる練習をする。)

単語を覚えるのも、文を覚えるのも、できれば友達に音声を録音してもらい、何度も自分で繰り返し聴けるようにしたい。とにかく「音」になれることがまずは、大切だと思う。赤ちゃんだって、まずは音をひたすら聞きまくってから、ようやく言葉を発するようになるのだから。

そうだ、確か地元のラジオがあったと思うから、それを聞き流そうかな。
それで、ディクテーションするのもいいかもしれない。

それで、1つの文型を覚えたら、単語を入れ替えて、ひたすらオリジナル文を作る。

できれば、何人かの友達に使えるようになった文章を聞いてもらい、覚えたてほやほやの表現をアウトプットをしまくる

しばらくして、単語が増えてきたら、日記を書く

一日の中ですることをひたすら書く。
それで、友達に日記を添削してもらう。
そして、間違えたところは正しく覚え、次の日もう一度同じような文章を書いて、誤りを修正する。

 

これが、イメージする私の2か月の戦略。

さて、こんなことを堂々とここで宣言してしまいました。

これも、戦略の一つ。

これで、目標達成できなかったらかっこわるいというプレッシャーを自分に与えるのだ!

友達がレッスンを始めてくれるのは来週になるので、そこから2か月ということで目標達成日は、9月20日あたりにしよう。あ、この日は母の誕生日だ。
それなら、現地の人とツトゥヒル語で会話している動画でもとって母に動画を送りつけよう。

 

やってやろうじゃん!!

現在は、ソロラ県ソロラ市にいます。

公園にいたら、少年が桃を売り歩いていて「桃いらんかー?」と言ってきたので、買ってみた。

今学校はコロナで授業がないという情報があったので、今って授業ないの?と少年に聞いたら、

「僕は、一度も学校には行ったことがない。」

と言っていました。11歳だと言っていました。

日本の11歳とは全く違う人生を歩んできたんだろうな。

でも、こうして生きるために働いて、毎日行動している姿は、日本の11歳よりも圧倒的にたくましく、大人であると思う。