休日

折り紙教室

土曜日、隣町のサンペドロララグーナへ出張折り紙教室をしてきました。

この機会をくださったのは、もう80歳を超えたアメリカ人のおばさまミランダ。
彼女に出会ったのはもう1年半前くらいになります。
彼女はグアテマラの民族衣装で素敵な服をつくるおばさま。
私ももう何着も彼女に服をお願いして、たんすにはお気に入りの服がいっぱいです。
好きなことをやる中で、人の支えとなる活動を行なっている彼女の生き方にはいつも刺激をもらっています。
80歳を超えても、その生き方を追求する姿は憧れます。
そんな彼女、服作り以外にも、村の子どもたちの未来のために毎週土曜日に教室を開いています。
クラスの内容は様々で、絵画を習ったり、環境のことを勉強したり。
そこで以前私の折り紙ピアスを見せた時に、ぜひいつか教室に来て子どもたちに教えてほしいとお願いされていたので、行ってきたというわけです。
私にとっては、子どもと直接かかわる久々の機会で、前日からとてもワクワクして行ってきました!
実は、折り紙を外国の子に教えるって、結構気力がいるんですよね…
端と端を合わせておることができない、
説明が理解できず、ついてこれない、
自分でやるより「わかんないからやってー」と頼まれる…
そして、何人も同時に相手をすると、うまくできていることできていない子に差が出てきて、結局一人一人付き合ってあげなくなっちゃたり…
なので、今回は作戦を立てた。
クラスのはじめに
「私は、折り紙の先生なんだけど、教えるの好きじゃないんだよねー。だから、自分たちで折り方研究して、自分たちで作ってー。」
と完成した見本だけポイっと彼らの前に出して、あとは放置。
すると、勝手に自分たちで分解して、組み立て始めた。
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ほんの数分待ってみると、

「できたー!」
とひとりの女の子。
「すごいじゃーん!どうやってやったの??みんなに教えてよ!」
と言って、小さな折り紙先生がほかの子にやり方を伝授。
しかも、私よりうまくスペイン語で説明できるので、ほかの子どもたちもよくやれていました。
私は、ただの傍観者。
いやー、楽チン!
こんな具合で、3種類くらい簡単なやつを紹介して、自分たちで折り方を発掘していく子どもたち。
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みんな夢中です。

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「小さい紙を使うと、もっと小さい作品になってかわいいよ。」
と言ってみると、私も挑戦したことのないサイズで、ちーーーーさなチョウチョを作った女の子も!
こりゃすごい。
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グアテマラの子どもは、日本の子のように器用に折り紙折れないかなーなんて思っていたら、それは間違いでした。
もちろん不器用な子はいますが、めちゃめちゃ丁寧に、キレイに折る子もいて、ちょっとびっくりしました。
折り紙一つでも、その子のいろんな性格があらわれてとってもおもしろかったです。
人がそれぞれもつ才能や性格を日々見ること、その先の続く未来を想像すること、
そんな命があふれる中で生きる、「教師」という職業は、やっぱり素敵だなぁと思いました。
一生子どもとかかわる場所にいたい。
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ミランダの新作。
めっちゃ気に入っています!
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80歳を超えたおばさまがこの服をデザインしています。

すごくないですか??
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