突然出ることになったアンティグアでのハーフマラソン20キロ。
出ると決めてから24時間もしないうちに、スタートしました。笑
「初めての挑戦、突然の決意、準備ゼロ」
で向かったこの大会、逆に怖いもの知らずでよかったのかも。
では、さっそく、検証!
準備ゼロで初めてハーフマラソンに参加するとどうなるか?
スタート前、なにも知らないもんだから、なんかわくわくしてくる
6キロ、景色を見ながらジョギングペースで楽しむことができる
8キロ、脚になにかちょっと違和感を感じる
10キロ、土踏まずに水ぶくれができていると確信する
12キロ、水ぶくれの感覚が麻痺していたくなくなる、膝に違和感を感じる
14キロ、一歩一歩ごとに、膝がきしみ始める
(ここら辺からひよっこ走り、ほとんど歩いている速度)
16キロ、アキレス腱が「もう限界!」って訴え始める、足が上がらなくなる
18キロ、「アニモ、アニモ!」「バモス!バモス!」「ウルティモー!」って声援に励まされる
20キロ、あれ?いつの間にゴール?って感じで笑顔でゴール!
ゴール後、走っている間あれだけ激痛があった脚なのに、意外にもスタスタと普通に歩けたのが不思議だった
それにしても、アンティグアの石畳みはランナーにとってはえげつない。
なぜ、こんな場所でマラソンが始まってしまったのか不思議だ!
一歩一歩が足裏にグイグイくる。
だって、普通土踏まずに水ぶくれってできなくないですか?
でもひとまず完走できた自分に拍手!パチパチ!
初ハーフマラソンの記録は、2:15くらい。
頑張ったと自分に乾杯。
一緒に走ったM本さんが、いっぱい写真撮ってくれた!笑
走りながらアンティグアの街を出て、隣の村々をのぞくことができたのですが、どこに行っても見知らぬランナーの私たちを精一杯応援してくださる姿に本当にパワーをもらいました。
ハポン!(日本)
チキータ!(小娘ちゃん)
チニータ!(中国人の女の子)
などと、知らない人から自分へ向けても個々の応援をしてくれる。(最後のはちょっと違うけど、気にしない!)
そんなグアテマラの人がより好きになりました。
このマラソンで学んだのは、
「なにごともやってみないとわからない」
ってこと。
日本でも、名古屋ウィメンズマラソンとかちょっぴり興味あったんだけど、結局やろう!ってまでいつもモチベーションは上がらず、今までマラソンは挑戦したことがありませんでした。
でも、勢いで参加してみて、
中盤から足が痛くなること、
足裏に水ぶくれができること、
痛みがあっても止まる気にはならないこと、
側道の人からの応援がとても励みになること、
ひよっこ走りでも一歩一歩踏み出していればいつかゴールはやってくるということ
など、いろんなことがわかった。
これは、人から聞いてもダメなんだ。
自分で感じるからわかるんだ。
この経験がきっと、箱根駅伝やオリンピックのマラソンを見る自分の態度を変えるだろう、
この経験がきっと、頑張っている人に心から声援を届けようという気持ちにさせるだろう。
とにかくぶっ込み参加だったけど、参加できてよかったです。
中南米ではそこらじゅうでこういう大会あるらしいんで、また参加しようかな。
次の機会には今日の自分を超えられるようにがんばろう!
申し込んでからわかったのですが、この大会はまぁまぁ有名な大会っぽくって今年で35回目の開催。
賞金もあり、男性部門は一位は14,000ケツ(21万円くらい)のようです。
ってことで、賞金狙いでガチで走りに来るアフリカの人もおられるようでした。
てなかんじで、会場は結構な盛り上がりでしたよ。
年に一度のこの大会に参加でき、いい思い出になりました!
一緒に走ってくれた隊員、応援してくれた村のみなさんや他の隊員に感謝です。
実は、さっそくまた来週に10キロの大会があるらしい。
今度は隊員みんなで参加しよーって言っています!