つぶやき

いつまでもわからないこと

普段の生活圏の中で過ごす分には、私はもうこの村になじんでいるなぁと思うのですが、

ちょっといつもと違う場所にいくと、やっぱりアジア人の私は浮くようです。

(今のところ、私以外アジア人はほぼ見ない)

 

この前も、奨学生の通う私立の学校へ行ったら、生徒たちがものすごい勢いで私をガン見してきて、「中国人、中国人、チャン チン チャー チョー(中国語の真似)」と陰でこそこそ言っていました。

また、隣町へ行くボートに乗ったときも、後ろのセニョーラが

「中国人、中国人」と連呼しながら、笑っていました。

 

 

こちらでは、目が細い人のことを愛嬌をもって「Chino」とか「Chinita」と呼ぶこともあり、中国人というスペイン語を使うことが100%悪口ではないと思っているのですが、それでもやっぱり馬鹿にしているように言われることは日常茶飯事です。

これに対しては、もう慣れてしまって、私は無反応でほかっているのですが、どうしてそんな風に扱われるのかなぁ?といつまでもわからないものです。

 

日本だけにいたら、このような扱いを受ける経験もないし、自分の経験値を上げてくれるという面では、心の肥やしになる。

人種を馬鹿にされるという一つの経験を手に入れたことで、きっと日本にいる外国の人を大切にしようと思える人になれるでしょう。

 

 

グアテマラは愛すべきところがたくさんあるけれど、いつまでも文化の違いや人と分かり合えないもどかしさに不快感を感じることはあります。

でもその度に、「それでもお前は、ここでやっていくのか?」と自分を試されていると思っていて、毎回、自分の決意を固められるのでした。