人と出会い、話を聞き、世界を見て、自分の中にいろいろな仮説がある。
数学や理科は苦手だけれども、物事を論理的に組み立て、答えの糸口を見つけていく過程は、大きなインパクトを出す変化を起こしていくには必要なことだと思う。
ここで、今自分の中にある仮説を書き出してみたい。
【日本人】
・日本の子どもは、自己責任と向き合う機会が少なすぎるために、学習に対して受け身になっている。(大人が守りすぎ。)もし、自分の人生は自分の責任だということに早い段階から気づくことができたら、もっと積極的な学習者となり、自ら行動する大人が増えるだろう。
・日本の子どもは、大人から見くびられているために、本来持っている力が開花していない。子どもたちの力を信じ、任せられる大人が増えたり、自分の力と未来への可能性を子ども自身が感じられる機会を用意したりすれば、本来持っている力が想像を超えて開花するだろう。
・日本人は、周りの目を気にして行動しない人が多いと言われているが、多くの人が「誰かの役に立ちたい」と心で思っている。行動したくないのではなく、何をしたらいのかわからない、何ができるのかわからないというだけなので、具体的に顔の見える誰かのために、具体的な協力のお願いをしたら、動いて力を貸してくれる人たたくさんいるだろう。
・日本の教育は、「言われたことをその通りにやる」ことで評価されている。多くは、そのことをマイナスにとらえてしまうが、実はこれもものすごい力である。だとしたら、自ら考え動ける人が、社会にインパクトを与える戦略を必死に考え、的確に適材適所で仕事を割り振ったら、ものすごい力を生み出す国民として世界に貢献できるだろう。
・日本の先生は、世間知らずだと言われている。実際に、忙しすぎて外の世界を知る機会や時間がないことも事実。しかし、熱い思いをもち、非常に能力の高い人材が豊富にいることもまた事実。だとしたら、能力と想いのある学校の先生たちと協力し、子どもたちが世界をのぞく機会を提供できる場所や団体があり、パートナーシップを結ぶことができたら、子どもも、教師も、世界も、みんながWinでき、大きなインパクトを生み出していく一歩になりえるだろう。
【グアテマラ】
・教育の質が低く、学力も低いとされている。ただ、非常に賢い人、正義感がある人や子どももおり、その人たちが思いの分だけ自分を磨ける教育環境があれば、地域社会にインパクトを創出する人材が未来で出現していくだろう。
・「責任感がない」「約束を守らない」と言われる途上国の人々。確かに、平均値で民族を見たらそれは嘘ともいえないが、実際には非常に責任感があり、約束は絶対に守る人もいる。そういう人たちと日本人がタックを組んだら、ものすごくおもしろいケミストリーが生まれ、インパクトを出す事業を実現することができるだろう。
【日×グアテ】
・グアテマラの子どもたちは、学ぶの環境が整っていないことから「学への飢え」があり、その飢えがあるからこそ、爆発的な学習への意欲がある(子もいる。)。そんなハングリー精神をもったグアテマラの子どもと、何のために勉強するんだろう?と意欲が上がらない日本の子どもが同じ場所で学ぶ機会を得られたら、日本人の子どもたちは覚醒され、自立した学習者になっていくだろう。
・グアテマラの子どもたちの「学びたい!」という熱い思いは、多くの日本人が忘れているものである。そこで、何のために自分は生きているんだろう?と人生に迷っている大人とたくましく生きる途上国の子どもがマッチングしたら、日本人は今を生きる力を得られ、子どもは自分の成長を見守ってくれる大人のもとでより学習を加速させられ、相乗効果が生まれるだろう。
【語学学習者】
・世界には、語学を学んでいる人がたくさんいる。テクノロジーが発達した今も、未来も、いくら機械で翻訳できるようになったとしても、自分の言葉と耳と体でコミュニケーションする楽しさには勝つことできない。そのため、今後も「外国語学習業界」は衰退しないだろう。
・いくらよい教材があっても、それを継続することは難しい。学習者に必要なのは、学習方法ではなく、強烈に誰かとつながりたいという「想い」である。今、一番語学学習者に足りないのは、「目的」である。
・日本にいると外国語学習の必要性を全く感じられない。島国であることから、その必要性のなさは、他国と比較してもかなり高いと思われる。そんな中、日本語は通用しない環境に身を投げ入れる経験が日常にあったとしたら、語学学習への必要性も感じられ、自ら学ぼうとするだろう。
・いくら心は燃えていても、体は弱い。学びを加速するためには、①ゆるぎない目的、②共にがんばる仲間、③自分の成長を見守ってくれる人、の3つの要素があると爆発的に人は成長できるだろう。
【全人類】
・人間は、自分のためよりも、誰かのためにというモチベーションの方が、ものすごいエネルギーが湧き出てくる生き物である。
今、考えている私の今年実現化させたい事業は、これらの仮説を前提として、組み立てたものです。
まだまだ考え抜け切れていませんが、少しずつ実現に向けてイメージが具体化されてきています。
早くこれらの仮説が事実であることを、検証していきたいです。
帰国前にビーズ製品の注文をかけようと、現在急ピッチで日本人受けする配色でデザインを考え、生産者さんにお願いしています!!
すごくかわいい製品ができそうな予感!