今日、職場に行くと、朝一にカウンターパートが
「サキ、また悲しい話があるんだ。サキにこれを言おうかどうか迷ったけれど、同僚として伝えておいた方がいいかなって思うから、言うね。」
あ~、また、一部から文句の話だな。と察する。
「僕たちが、学校訪問したことで、一部の先生が外部からのプレッシャーかけられるのが嫌とかで、また僕らの活動計画にケチつけ始めている人がいるらしい。それで、労働組合がまた動き出しているらしい。おそらく、次の月曜日、校長先生が招集されて、今後組合として、僕たちがやっている活動とどう向き合っていくか決めるらしい。」
学校訪問したときは、どの先生も快く私たちの訪問を受け入れてくれた。
でも、陰ではいろいろ言っている人もいるらしい。
「一部、もうサキとは一切活動したくないといっているらしい。もう研修会も出たくないし、授業研究もやりたくない。もうなにもかも嫌なんだって。」
(やっぱり、一筋縄ではいかないなぁ・・・)
常にこういう文句は聞いてきた。
今に始まったことではない。
でもまた教員のなかで私を追い出したいという思いが湧き上がっているみたい。
みんな直接話すときは、いい顔して話すんだけれど、裏ではいろいろと陰口言われているらしい。
「サキは、こんなにもサンティアゴのために頑張ってくれているのに、嫌な思いをさせてしまって、申し訳ないよ。
サキは、本当にこの市の教育のために多くのことをしてくれた。たくさんの種をまいてくれた。
そのことを、他の先生たちが感謝しないことが、本当に悲しい。
この市でこんなに頑張ってくれたのに、一部のグアテマラ人がこんなこというから、きっとサキはグアテマラを去る日に、グアテマラに対して嫌な印象をもって帰るかもしれないね。本当に、申し訳ないよ。
でも、少なくとも、僕はサキが今までやってきたくれたことに、心から感謝している。」
泣くつもりなんてなかったのに、カウンターパートが全力で私にねぎらいの言葉をかけてくれるのを聞いていたら、なんか泣けてきた。
多分、彼の眼にはまわりからひどいこと言われていることに悲しんで泣いているんだと思ったと思うのですが、私はそのことではなくて、(まぁ、確かに悲しいことだけれど)、カウンターパートがかけてくれる心からの言葉に、心がぶるっとしたんだと思います。
そして、彼は私がグアテマラに対して悪い印象をもって帰るんじゃないかと言っていたけれど、それは絶対にない。
どれだけ一部の先生からひどいこと言われたとしても、活動で難しいことがあっても、私のグアテマラに対する感謝の思いは絶対に変わらないし、ここで受けたたくさんの人の優しさや、まぶしい笑顔は私の心から消えることはありません。
ここは、なんと言おうと私の大好きな国なのです。
今もちょこちょこっと始めているけれど、日本に帰ってからも、グアテマラの魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと思っています。
帰りに、ある校長先生に会いました。
どうやら労働組合がまた動き出しているらしい。と話をしてみると、
「大丈夫、大丈夫。そうやって言っているのは一部だから。校長会では、僕が闘うから、任せておきなさい。」
と。
私は、正直どういう結果になってもいい。
グアテマラの人たちが自分たちの市の教育のために出す答えならば、それでいいと思います。
でも、できることなら、私のことを敵としてみるのではなく、味方として見てほしいなぁと、そのうえでお手伝いできることがあったら、残りの時間で全力でやりたいなぁと、そう思うだけなのです。
文句を言っている人は、直接わたしに言うことはなく、陰で言っているので、そのことを伝える機会もないのが、少し残念。
さ~て、どうなるんだろう??
グアテマラ人に嫌われても、私はグアテマラが好きです!!