書きたいことは、いろいろあるのですが、ブログを書く時間が精神的に体力的になかったので、今日は最近のセニョリータについて、一気に3回分書こうと思います!
最近の私の任地、サンティアゴアティトラン市では、どこもかしこもみんなスポーツをしています!
というのも、今週の木曜日からこの市でスポーツオリンピック大会が大々的に開催されることになっていまして、生徒も先生たちもみんな気合が入っているところなのです!
この行事は、この市の一大イベントでもありまして、陸上競技(リレー)、ダンス、バスケット、サッカーなどの部門にわかれ、幼稚園から大学生までの学生が参加し、10日間に及び熱いバトルがくり広げられるとのことです。
そういうわけで、連日にわたり各学校で猛練習中!
練習は授業時間前からスタート。
つまり、日本で言う「朝練」があるのです。
しかも、けっこう本格的!
そして、授業中も!!
どういう仕組みかといいますと、それぞれの先生が自分のチームをもっていまして、その練習は授業時間内にするので、授業中いきなり
「~先生の練習始まるよ。」
と他のクラスの子が呼びに来ます。
すると、何名かの生徒が授業を途中退出し、練習へ向かいます。
そういうわけで、クラスの机は穴ぼこ。
また、あるときは教室に行くと先生がいなく、子どもたちだけで自習している。
「~先生は?」
と聞くと、
「今、練習中で、外にいるよ。」
と、こんなかんじです。
ダンスの部はまるで日本の運動会である演舞みたいな雰囲気で、先生の厳しいご指導がみられました。どれも勝負がかかっているので、みなさんいつになく真剣!
そんなこんなで、ここ数週間は、学校全体でも授業はほぼほぼそっちのけで、このスポーツ大会に向けてみなさん熱くもえているのです!
日本で言う、部活動を授業時間内にやっているという感じですね。
しかしここまで大規模なスポーツ大会をする市は、グアテマラの中でも珍しいと思います。
10日間も(授業をつぶして。笑)ここまで熱くスポーツについやす市はなかなかないでしょう。
このおかげで、ただでさえ終わらない教科書の内容がさらに終わらなくなるのは間違いないので、少々考え物ですが、それよりもこれからはじまろうとしている、熱い日々が私も楽しみです!
私もバスケができるということで、何人かの先生に「うちのチームをみてくれ!」と言われました。
そういうわけで、今日の午後はある学校の先生に頼まれ、バスケの練習に顔を出してみました。
なんか、ウォーミングアップになるもの教えてくれと言われたので、部活動のメニューを思い出して3人でパスランする「クリスクロス」を教えてみました。
トラベリングしまくりでしたが、なんだか楽しそうでしたよ。
そのあと、コーチと私VS子ども7人というなんとも不公平な割合のチーム構成で試合。
久しぶりに、子どもたちとコートを駆け回り、私にとっても楽しい時間でした。
これが、最近のわたしのまちの様子。
続いて、最近の私。
ここ最近、ずっと学年別に研修会を行ってきた私ですが、それとは別に、自分自身が研修会に参加する機会も与えていただきました。
一つ目は、県教育事務所による算数教授法研修会。
内容や目的は私が現在行っているものとほぼ同じ。そのため、私も大変勉強になりました。
先週参加したのは、2年生の内容だったのですが、本当に毎回勉強になります。
この方たちは、昔からJICAボランティアと働いていらっしゃり、算数教科書グアテマティカについての知識、経験は私よりもだんぜん豊富におもちです。
また、この方たちが私をこの任地へ送り込んだ張本人で、私の上司というポジションでもあります。
毎回、彼らの研修会はとてもおもしろく、一教師として学ぶことがいっぱい。
とてもありがたい環境です。
また、県都にあがると大学の月末公開授業を受けることもできます。
今月のテーマは「遊びの中で学ぶ図形」というものでした。
こちらも、講義者は教科書グアテマティカについて精通していらっしゃる方で、算数を学ぶ姿勢、教師の子どもに対する姿勢など、どれも芯のある講義内容で、これまた勉強させていただきました。次回の私の研修会へ向けて、たくさんのアイディアをいただきました!
一年前まで、算数についてなんて知識はゼロだった私。
そして、もともと算数、数学は大の苦手だった私ですが、今は日々その魅力に触れたり、勉強したりと、少々知識もついてきました。
すると、大嫌いだった算数もいつのまにか愛らしい存在になってきた。
人生とは、おもしろいものですね。
予想もしない方向へと導かれるから。
こんなにいろんな経験をさせてもらっている私。
そんな日々の中で、最近ではこの知識や経験を還元したいという思いもあって、日本に帰ったら自分自身も小学校の教壇に立って、一度クラスをもってみたいなと思うようになってきました。
また、最近ではグアテマラ小学校教員隊員のみんなと「在外研修」という中南米諸国の隊員と彼らと一緒に働いている現地の方を対象にした、大々的な研修会を企画中。
そういうわけで、同じ県にいる小学校隊員の仲間と週末集まって、企画を練ったりする日々です。
こうやって、熱い仲間とともに教育について考えたり、この国や世界の将来について本気で向き合うという経験も本当に貴重なものです。
時間と体力が追いつかない時もありますが、できる限りのことをやっていきたい。
この一年は本当にやることたくさんで、あっという間に時間が過ぎていきそうです!
日本では、卒業シーズンですね。
去年の今頃は、毎日卒業式の準備をしながら、自分に与えられている幸せや愛をかみしめて、学年の先生と夜な夜な職員室で涙流していたなぁ。
あれから、もう一年がたったのですね。
きっと今も、同じような時間が私のいた学校で流れているんだろうなぁと思うと、なんともいとおしい気持ちになります。
また、あの子たちはもう高校を卒業するころだなぁ。どういった進路へいくのかな?
とか、去年卒業した子は、どんな高校生活を過ごしているのかなとか、けっこう日本のみんなのことを考えていたりします。
同じ時間を共に送ることはできませんが、いつでもここグアテマラより、みなさんの幸せとご活躍を祈っています。
いい一年の締めくくりと、新たな場所へと旅立つ準備ができますように。
おまけのエピソード
最近食べた、道で売り出しているご飯がおいしかった!
これで15ケツ。(230円くらい)