今日は、お互いの中間地点であるサンペドロにてNちゃんと仕事の相談会。
お互いに、来年の計画についての案を聞き合い、アドバイスを言い合った。
1人では見えない視点に気づかせてもらったり、誰かの意見を聞くことはとても大切ですね。
すぐ近くに隊員がいてくれてよかった。
私が、今超特急でやっているのが、算数のテストづくり!
というのも、私の案が通り、1月に全市内の教員を対象にした、学力テストを実施することが決定しました。
というのも、以前から言っているように、私が見るにこの市の算数教育が抱える一番の問題は、
「教師の知識不足」
どうやって算数を教えるのかという教授法、板書の仕方などもとっても大切なことだとは思うのですが、それもこれも教師が教える内容についての知識がなかったら、授業は成り立たないと思うのです。
特に、算数はごまかしがきかない。
しかし、なんやかんやごまかしちゃう結果、間違ったことを子どもに伝えるとうことに。
こちらの学校では、教員同士が学び合うという習慣があまりないので、わからないところを人に聞くということもなさそうです。
なので、わからないものはわからないまま、ず~っとごまかし通されて、今に至るようです。
そこで、私は先生方に嫌われるのを覚悟で、この教員学力テストをおこない、先生方の実態を数字にして明らかにし、本当に必要なサポート、研修を考えていきたいと思っています。
あまりに大胆過ぎて、前代未聞過ぎて、反対もされたし、難しいと言われ、私も全教員を対象にするのはもうやめよっかなぁと思っていましたが、そうこうしているうちに教育学区長が
「できることなら全教員対象で学力テストをやりたい。」
といつの間にか、乗り気。
それなら!
ということで、急ピッチで準備中!
ところで、印刷費用は?
私のポケットマニー、JICAの事務所から出そうと思えば、出せるし、それが簡単。
でも、JICAの方針は、活動資金については、各自治体がボランティア頼みにならず、自助努力をしてもらうようになっています。
私もこの市の未来のために、この方針に賛成。
そういうわけで、今回の件は断固としてこっちからはお金は出さない、なんとか学区長の方で工面してもらうというつもりで話に行きました。
案の上、「お金はない。」との返答。
「じゃぁ、学力テストはできません。」と私。
ここで「そうですが、じゃぁJICAが工面しますね。」とは絶対言わないと決めていた。
この市の未来のために、本当に必要なことならば、なんとかそれが実現できる道を自分で探してほしかったからです。
ここから、ちょっとドラマがあったのですが、話すと長くなるので、割愛させていただきますと、もう無理かな、と思ったところに、すごい笑えるくらい、コロコロコロ~と話がうまく転がっていき、気づいたら市長のオフィスに一人いた私。
「市長、今私はこの市の算数教育が抱えている大きな問題の一つは、教師の知識不足だと考えています。そこで、教員対象の学力テストを行いたいのですが、教育事務所ではその資金を工面できないと言われていまして・・・。」
市長「それなら心配いらないさ、僕が助けるよ。」
と二つ返事で、資金面を市から援助していただけることに!
展開が早すぎて、うまく行き過ぎて、これは絶対神様の意思の下で計画が動いていると確信。
ですから、時間もないし、自分の能力を考えたら、自信もゼロだけど、なんかきっとうまくいくという根拠のない自信が生まれてきた。
そういうわけで、ただいま急ピッチで準備をしている次第であります。
まだまだ取り組んでいかなければいけない問題はたくさんありますが、ほかに強力な助っ人も手に入れたので、きっとうまくいく!
あと、準備期間は1週間しかありませんが、なんとかなりますように!なんとかなれ~!
しかし、今日、このサンペドロに来たのは、ほかにも目的が!
2週間前にオーダーメイドした服の受け取り!
いやぁ、この出会いも話せばいろいろミラクルなんですが、(グアテマラではミラクルばかりが起こるらしい)、Nちゃんと私、とってもすてきなおばあさまに出会いました。
81歳のアメリカ人、ミランダ。
おばあさまって言っても、あまりにしゃきっとしていて、おしゃれで、生き様がかっこいいので私の中では、むしろ「おねえさま」という感じの方があっています。
この方、すごいんですよ。
81歳という年にして、バリバリとここグアテマラで苦労をしている方を支えるために、日々精力的に活動をされている方。
その活動の一つが、グアテマラの美しい伝統的な布で超おしゃれな服を作っちゃうこと。
2週間前、彼女のお家にお邪魔し、なんと服を作ってもらえることに!
これは2週間前に、ミランダが着ていた服。
たくさんの布から自分の好きなものを選びました。
そして、今日、ついにこの服の受け取り!
ウキウキ度200%で行った結果、感動1000%で試着!
期待以上の出来上がり!
これは、Nちゃんの頼んだものだけれど、なんかサイズ違いを作ってくださったので、私も買っておそろいになった!
そして、私がお願いしたのはこれ。
うふふ~!
うれしすぎる!
ファッションとかもともとあまり興味ない方ですが、自分のお気に入りのものを着るっていいですね!
それだけで、心が躍る★
しかも、憧れの人が手作りしてくれたと思うと、ウキウキ度が半端ない。
何ものにも代えられない世界でたった一つの私の服!
うれしいなぁ~。
大切にします。
このミランダという人、本当にすごいなぁって思う。
私も、こんな風に80歳を過ぎても、パッションをもって、誰かを笑顔にさせるために奮闘する生き方をしたい。
本当に素敵な人に出会うことができました。
また、会いに行く。
今日はうれしすぎて、普段は絶対にすることはない自撮りまでしてしまったセニョリータさん。
いいでしょ!?
日本から、お見合いの話が来たのでその写真に使ってもらうか!笑
P.S サンティアゴの夜は、いつもこんな感じでにぎわっていまーす。
今日も一日、ありがとうございました。