もうかなりグアテマラのことはわかった気でいた。
日本とグアテマラが全く違う国であることだって、わかっていた。
と、勘違いしていた!
ここに来ても、まだまだ常に新しい発見がある。
今日、私が体験したことは、ものすごく日本とグアテマラに明らかな違いがあることを教えてくれたので、ここに記録する。
まずは、日本側のお話。
先日、一般公開したモニター生徒募集の件。
こちらは、7月18日の時点で公式ラインの方へ先にご連絡をしていたのだが、お問い合わせ件数も少なく、数少ないお問い合わせもお子様の時間の都合が合わず、難しそうな反応だった。
今回の夏休み限定英会話プログラムは、小さい規模で手厚くでやりたいと思っていたので大きく宣伝するつもりはなかったのだが、あまりに人が集まらないので一般公開することに。
フェイスブックでも呼びかけてみたり、時間の制限を取っぱらってみたりしたけど、結局現時点で面接を終え、確定している参加者は2名。
正直、もっとすぐに集まると思った。
むしろ、定員オーバーすると思っていたのに、全然集まらない。
私からしたら、めちゃんこおいしい話なのにどうしてよ?
だって、普段ならお金をいただいてレッスンをしているところ、週に2回も無料でレッスンし、週に1回実際に海外の子どもと英語で話で本物のコミュニケーションができるのですわよ?お金したら、数万円のプログラムよ?(自称)
このおいしい話に飛びつかない理由は、どこにあるのだろう?
一つ、
日本の子どもは忙しい。
夏休みと言えど、部活に塾にいろいろあるらしく、時間に余裕があるわけではないらしい。
二つ、
「英語は話せないから。」といって、一歩引いてしまうところがあるようだ。
あまりに集まらないので中学生のお子さんがいる同級生の子に直接連絡したが、息子君は興味を示さなかったらしい。
あっれ~?
日本には、こういう機会はあまり需要がないのかしら?
とは言え、少なくとも2人はやる気でいてくるのだから、グアテマラの方でもモニター生徒を探さねばと思い、昨夜からグアテマラでも動き始めた。
さて、ここからはグアテマラのお話である。
昨夜、中学生のお子さんがいる知人に連絡をとってみる。
プログラムのことについて話すと、二つ返事で「いいね!最高じゃん!」と。
その電話のついでに、息子君と面談して彼の英語のレベルを見る。
なんとなくの会話はできるが、はやり発音もスペイン語なまりなため、強制する必要あり。文法や単語も知識が低いが、やる気はありそうなので、今後回数多めで練習していこう。
→さっそく今日の朝、一回目のレッスンを行う。
知人を当たってるだけでは、ちゃんと集まるか心細くなり、いっそのことこっちもフェイスブックに上げてしまえ!と思い、朝8時ごろファイスブックにて、
「日本の子どもたちと英会話でつながるプログラムに参加したい人は、私に連絡してください。無料です。」
と書いたら、嵐のような勢いで連絡がきた。
まず、投稿3分後にメッセージをくれたのは、とある学校の先生。
「子どもとして参加するのではないのだけど、僕も咲と一緒にこのプログラムの中で子どもたちの様子をのぞかせてもらってもいいかな?」
はじめに先生がつれた!
考えてみればこれはありがたいかも。グアテマラ人側のサポートが一人いるのは、心強い。でも、この人英語できるのかな?まだ、確かめていません。
そのメッセージを対応している間に次々とメッセージが来て、
「うちの娘(息子)をこのプログラムに入れてくれ!」
と数名の知人から。
そして、私立の学校からも
「なんて素敵なアイディアなの!ぜひうちの生徒とやらせてください!」
とテンション上げ上げ連絡が来たり、
年齢制限しているってのに、6歳の娘もいれてくれだとか、地域を限定しているのに別の村からちょっとうちの娘の英語見てくれだとか、本当その食らいつき具合は、尊敬に値しました。
あまりに予想以上に連絡がき続け、一人では対応しきれないと判断したため、1時間半でそのお知らせの投稿は非表示にしました。
ほんっと嵐のようだった。
でも、ここから第2の嵐が吹く。
私も、早くメンバーを決めたいというのもあり、連絡をくれた人にすぐ返事をし、時間が合えば電話をかける。(グアテマラ人は、基本的にいつでも時間があるので、すぐに話ができる。)
そして、親と話した直後にすぐに子どもと面談し、それぞれの英語のレベルを確認。
(※この面談でものすごくいろいろな発見があったのだけど、それはまた別の記事に!)
レベルは様々で中には、「大丈夫か?」と思う子もいたが、本人はやる気で意欲があるので、基本的にはみんな合格。
私の方も、いろいろなレベルの子に参加してもらえるといろんな発見があると思ったので、あえてレベルの低めの子も受け入れた。
そうして、フェイスブックでの投稿から12時間が経たないうちに、なんと8名のモニター生徒さんが決まりました。(うち7名は今日のうちに面談)
このスピード感!
これぞグアテマラ。
ほんっと、隊員時代もこういうことがたくさんあった。
なかなか物事がうまく進まないこの国だけど、進むときのスピード感は、日本の比ではない。
グアテマラ人って、素直でいいなあと思う。
いいと思ったら、後先考えずに飛びついてきてくれる。
そして、なんといっても子どもたち、みんなやる気満々なのである。
グアテマラ人の親も子も、今回の私のこの企画にものすごく興味を持ってくれており、本当に喜んでくれている。
その分、私も絶対にいいものにしたいと思っているし、ただの会話の練習ではなく、心と心がつながる時間にしたい。
今日は、このグアテマラ人の嵐のようなお問い合わせに、ちょっとてんやわんやになりそうでしたが、こんな風に素直に思いのままに行動してくれるこの国の人たちに私の心も燃やされました。
日本は、数日待っても2名しか集まらなかったのに、
グアテマラでは、24時間以内に8名が確定した。
この24時間で、両国の歴然とした違いを肌で感じたのであった。
グアテマラからは、熱いものを感じる。
なんとしてでも日本側のモニター生徒さんを探さねば!
あと6人。
いや、グアテマラ人でまだ面談終えていないお問い合わせの件が2件残っているので、できればあと日本側で8人見つけたい。
日本の人たちに、自分の言葉で会話をすることで、リアルなグアテマラを感じてほしいなぁ。
明日は日本側からも、お問い合わせが来ますように。