グアテマラとのつながりを探る旅

ヒント2 障がい者就労「Alma de Colores」

「グアテマラとのつながりをもつ人生」のヒント探し。
 
旅に目的があると、フットワークがより軽くなり、なにか一つ情報を得ると、すぐに足が向かっています。
 
今回も、白石さんに紹介してもらった日本人の女の子から教えてもらった、サンフアンララグーナにあるレストランにとても興味がわきました。
 
経営者はイタリア人夫婦なのですが、働いているのは障がいを持った方々だそうで。
 
とてもすてきなお店だときいたので、ぜひ行ってみたくて、足を運んでみました。
 
名前は「Alma de Colores」(=Soul of colores、色の魂)
 

 

中の雰囲気はこんな感じ。

5体不満足で車いすにのったマヌエルさんがアテンドしてくれました。

 

 

メニューは、とてもシンプル。

私は、パニーニとスイカジュースを頼みました。

 

メニューを待っている間、ここで売っている小物を見て楽しむ。

みんなかわいいなぁ。

 

 

 

 

 

これらは、別の工房で視覚障がいを持った女の子たちが作っているものだそうです。

 

店の一廓でパンを焼いていました。

 

めちゃめちゃおいしそう!!

グアテマラでこのクオリティーのパンはなかなかお目にかかれません!

 

 

ついに、パニーニ登場。

運んできてくれた人も、おそらく少し知的障がいがあるような方でした。

 

まず、見た目からしてすごい!

おいしそう!!

お味は・・・。

 

うんまい!

 

いろんな野菜が入っていて、なにかしらおいしい味付けと、チーズが入っていて、とってもおいしかった!

 

障がい者の方のレストランというので、おそらくそのコンセプトが売りで、味はその次なのかと思ったら、普通にレストランとしてのクオリティーが高い!

 

そして、店内でアテンドしてくれたマヌエルさんは、私がどんだけ質問攻めにしてもひとつひとつ丁寧にこの店のこととか、彼自身のこととか教えてくれました。

 

とにかく彼がすごい人で、肢体不自由なのに、PCを操る姿がものすごくって、感動しました。

 

「あなたの写真を撮っても、気を悪くしないかしら?」

 

ときいたら、

 

「構わないよ。」

 

と言ってくれました。

 

 

 唇でPCを操るマヌエルさん。

これがとても素早いのです!

キーボードはペンを使って。

エクセルを使って何やらお店の仕事をしていました。

なんと!

ケータイの小さいスクリーンも唇で操り、メッセージの返信をしていました!!

す、凄すぎる!

神業でした。

 

最後にマヌエルさんの人生をビデオにまとめたYoutubeを教えてくれました。

 

あとで見てみて、自分の障がいと向き合いつつ、いくつもの
困難を乗り越えながら、たくましく生きるその姿に、とてもパワーをもらいました。

人生、どんな壁があっても、そことどう向き合うかでどれだけでも輝けるんだなぁと思いました。

 

マヤ語で英語の字幕のビデオです。

興味のある方は、見てみてください。

 

 

 

そのあと、別の場所にある手工芸の工房を見に行きました。

 

 

 

お昼休憩中だったので、働く姿は見られませんでしたが、男性の方は工房を案内してくれました。

 

 

視覚障害をもつ女性がこれらの小物をつくっているそうです。

 

 

工房内での会話は、手話でしたが、みんなどうやら冗談を言い合っているようで、クスクス笑う声が聞こえました。

なんだか楽しそう。

 

みんなとっても生き生きしていて、私も幸せな気持ちになりました。

 
 
Alma de Coloresで得たヒント
 
・障がいがあっても、活躍できる機会や場所があれば、生き生きと生きていけるいこと。
・障がいという何か大きな壁があるからこそ、そこから生み出されるエネルギーは人を感動させる力があること。
 
すてきな働きをしている人が、世界にはいっぱいあるんだな。