附属新潟小学校

サイト立ち上げの経緯

 私たちは、総合の授業で世界の子供たちと交流しました。実際に交流した国はウガンダとグアテマラです。交流する前は、ウガンダについても、グアテマラについても全く知りませんでした。場所や言語や食べ物さえ想像できませんでした。


 交流することが決まったとき、日本のことについて何を最初に紹介するかどうかすごく悩みました。そして、歌舞伎や富士山、けん玉やダンスなどの文化を紹介することにしました。グアテマラの同世代の子たちは、日本のダンスを紹介したとき、笑って見てくれました。それを見た自分たちは、日本の文化を知ってもらえて、嬉しさで胸が高鳴りました。そして、みんなが楽しく授業をしているのは日本との共通点だと思いました。


 でも、交流したうえで、今まで以上に世界には達成すべき課題があることが分かりました。例えば、「子供でも働かなければならない。」「思うように学ぶことができない。」などということです。そんな現状を知ったとき、私たちは、世界の子どもたちのために必要なものを日本から送ることはできないかと考えました。しかし、現地で働いている日本人にインタビューをしたところ、「物の寄付は、実は相手の国のためにはならないこともあるんだよ。」というお話を聞きました。寄付によって、経済が回らなくなってしまうことがあるそうなのです。ぼくたちは、物の寄付が相手の国のためになると思っていたので、それを聞いたときは、とても衝撃的でした。何か行動をしようとするときは、自分たちの思い込みだけではなく相手の国のことをよく考えて、本当に意味のあることをしなければならないんだということを学びました。


 世界からの挑戦状はあまりにも壁が厚く、子供の自分たちにできることは少ないと感じていました。しかしある日、ウガンダから一本のビデオが送られてきました。その動画には、ウガンダの子供たちが、ぼくたちが紹介したけん玉を楽しんでいる様子が映っていました。この様子を見て、嬉しさと親近感が湧き上がり、小さなことだけれどぼくたちは世界と繋がって、地球の裏側の子供たちの生活に変化を起こすことができたんだと実感しました。


 だから、子供の自分たちにも世界を変えていく『幸道』ができると思い、その活動の様子をホームページ上で発信することで同じように『幸道』してくれる仲間が増えて行くと考えました。
 これが、このホームページを立ち上げた理由です。ぜひご覧ください。

POSTED COMMENT

  1. ちゃい より:

    総合の授業で世界の子供たちと交流できるのは、とてもいい環境で、とても良い取り組みですね!日本は少子高齢化で人口が減少していきます。そうなると、必然にも世界の人たちと交流することになりますので、子供の頃から「相手の国のことを理解することが大事」などということを身を持って体験できるのはこの上ない学びだなと思いました。

    これからも発信を楽しみにしております!みなさんで世界をよりいい方向に変えていって下さい!応援しています!

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